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映画雑記

映画、アニメ、マンガをレビューしてます

実写映画 破裏拳ポリマー

破裏拳ポリマーの実写映画。
原作アニメはあまり知らないが探偵の鎧武士が警察から盗まれたコピーのポリマースーツを巡りオリジナルのポリマースーツを着てポリマーとして活躍する話。

武士とヒロインのテルはアニメとほぼ同様の設定だが車錠が武士の相棒になる刑事になっている。
トーリーは探偵物というかサスペンス色の強い話になってる。

監督は仮面ライダーw坂本浩一
今回はアクションは昔のジャッキー・チェンの映画のような○○拳シリーズを意識してるように思える。
相変わらず見応えのあるアクションで仮面ライダーwなどの坂本アクションが好きな人は楽しめるだろう。

ガッチャマンキャシャーンの実写に比べるとバジェットが明らかに少ないのだが絵面そのものが仮面ライダーシリーズのような安っぽさが抜けてないように思える。
アクションは満足なのでもう少しストーリーなどドラマ部分をよく撮れるようになったら名監督なのだが。

巨乳がホットパンツで開脚キックを決めまくる映画なので是非お父さんは子供と映画を観ると言ってみにいって欲しい。

SFソードキル

SFソードキルは84年にアメリカで作られた藤岡弘、主演の映画だ。
戦国時代に富士山?で不意打ちをくらい湖に落ちて氷漬けになった侍、ヨシミツが400年後の現代に発見されアメリカに持ち帰られ蘇るという話だ。
前半は現代にヨシミツが蘇り現代文化とアメリカ文化のカルチャーギャップコメディになっている。
後半は研究所を抜け出したヨシミツが都会に出て虐められてる黒人老人を助ける為にチンピラを殺しまくり警察に追われるという話。
この中に同時にヒロインとの関係も展開していく。ヒロインはヨシミツを理解し関係を深めていく。その反対にヒロインの同僚は研究対象にしかみておらずモルモットにしようとする。
基本カルチャーギャップコメディなのだが虐げられる物を描く差別を描いてもいる。

この映画を作ったエンパイアピクチャはb級バカ映画を主に作っていた会社でキングコングをサムライに置き換えたスプラッターホラーを作ろうとして最初は三船敏郎に主演を依頼したらしいが高額なギャラでワンランク下の藤岡弘、に回ってきたというのがキャスティングの理由のようだ。
しかしそこは藤岡弘、、最初は無茶苦茶な日本描写に文句を言いまくりスタッフからも疎まれたが真剣を持ち出し居合抜きと演舞を披露したところスタッフがまるで先生のような扱いになり尊敬するようになったという。
なので藤岡弘、が脚本や細かい作法など描写をどんどん加えとてもb級バカ映画には見えないテーマ性のある映画になっている。
藤岡弘、は120%本気で挑みアメリカ人に本気で武士道を映画通して伝えようとしたのだ。

ラストのヨシミツが最期に放つセリフ
「武士道は理じゃ」
それをヒロインが英語に訳す
「武士道は死よ」
まだまだアメリカに藤岡弘、の武士道が伝わるのは遠そうだ。

夜は短しの歩けよ乙女

原作は未見である。
このアニメは四畳半神話大系の実質続編である。
四畳半と一部同じキャラクターが登場したり物語の舞台が一緒なので、四畳半神話大系を見ておくと楽しみが増える。

さてこれはある大学生が一目惚れした乙女に告白をしようとする一夜の話になっている。
一夜の話だが話は幕ごとに季節がある。
まず春は結婚式の二次会
夏は古本市
秋は文化祭
冬がクライマックスである。
主人公は確実に告白しようと外堀を埋めて行くが色んなトラブルに見舞われ乙女はドンドン前向きに突き進んでいってしまい、最期は結ばれるかという話だ。

一夜なのに季節があったり夜に文化祭があったりとかなり不条理な展開だが
さらに不条理なのは湯浅政明監督の独特なアニメーションである。
言葉で説明するのはかなり難しいのだがこのパースは効かせたアニメーションが不条理なストーリーと中村祐介のキャラデザに非常にマッチしていてとても気持ち良い。絵が綺麗ではなくアニメーションが動く気持ち良さというのが画面から溢れ出ている。とても幸せな映画だと思う。
湯浅政明監督が関わっていた映画クレヨンしんちゃんシリーズに近い楽しさだ。

芸能人声優が数人でているがそこまで気にならないどころかとてもハマっていてよかった。

単純に楽しく笑わせてくれる。是非映画クレヨンしんちゃんファンの大人にオススメしたい。

 

透明人間とセックスしないか インビジブル

さぁ皆さんお待ちかねインビジブル

ロボコップVFXにどハマりしたポールバーホーベン監督最後の大作映画。
こわいこわい透明人間になったケビン・ベーコンとまだ戦闘能力が低い時代のジョシュ・ブローリンが戦う映画ですねー。

プラトンの言葉「もし人間が透明になれるとしたら神のように意のままに振る舞う」をテーマにバーホーベンは透明人間をリアルに描きます。
この映画に出てくる透明人間薬は投与されると透明になれるけど戻れないんです。
しかも副作用で防御力と腕力が激増します。
おまけに電撃、炎にも耐性が付いてしまいます。
そしてもう1つ大きな副作用で精神レベルが思春期くらいまでに低くなります。
ってなわけでさっそく透明になったベーコンは中学生の夢を叶えるべく
寝てる女の服をめくってオッパイを見たり
女子トイレに隠れて女のションベンを鑑賞したりマンションの隣に住むトゥームレイダーの主人公のモデルのええ乳した女をレイプします。
次にウルサイ犬をハンマー投げの要領で撲殺。
ローリングサンダーの主人公の人を溺死させ
元カノがジョシュ・ブローリンとデキてるのを知ったベーコンは発狂。

ジェリーゴールドスミスの劇伴に合わせて同僚を首の骨折ったり刺殺したりと大暴れ。
最後は元カノと突然キスしたくなったところをエレベーターごと落とされて神の元に召されるのでありました。

DVDレビュー ボディスナッチャー 恐怖の街

以前DVDではカラーライズ版が発売されていましたがとっくに廃盤高騰してしまい待望の再販です。
しかもオリジナルのモノクロ版です。

ストーリーはサヤから産まれた人間そっくりな生物が知らず知らずのうちに本来の人間と入れ替わり侵略しているのに気づいた医者とその恋人の話です。

この映画は地球最後の男や縮み行く人間などと同じ所謂反共映画として有名です。
公開当時アメリカは共産主義の侵略を恐れていて同じ考えに統一され人格や個性、自由がなくなったり、洗脳や多数派が少数派になってしまうという物に日常的に恐怖していました。
それをSFに置き換えたのがこの映画です。
そのような時代的政治的背景を抜きにしてもとても優れた映画だと思います。
ドン・シーゲル監督の演出が冴え渡っています。
サスペンススリラーとしても面白いです。

何度もリメイクや模倣作がありますが侵略の恐怖というのは1番描けていると思います。
模倣作ならゼイリブもオススメです。こちらはさらに政治的侵略を取り入れてる傑作です。

このメーカーのDVDは初めて買いました。
パッケージは安っぽくダサいのですが
ワンコインのパブリックドメインのDVDと違いちゃんとリマスターされた映像で収録され音声もノイズや音割れは無く苦痛にならない仕様です。
字幕も変な訳は無く価格を考えるとかなりお得な商品だと思います。オススメです。

師弟映画の傑作 怒りの荒野 ブルーレイレビュー

マカロニウェスタンの傑作である。
ジュリアーノ・ジェンマ主演作でも荒野の1ドル銀貨に並ぶ傑作ではないだろうか。

ストーリーは貧乏人のジェンマ演じる主人公マリーが町に来たリー・ヴァン・クリーフ演じる凄腕ガンマンタルビーに惹かれ銃の使い方を習い主人公がガンマンになる話だ。

この映画は様々なアニメや漫画に影響を与えている。
タルビーはガンマン10箇条というガンマンに必要な教訓を教えていくが、これはジョジョの奇妙な冒険part7のスティールボールランでジャイロがジョジョに教える教訓の元ネタだ。
アニメでは起動武闘伝Gガンダムだ。
心酔した師匠が大悪党という展開
師匠マスターアジアの顔はクリーフ顔だ。

もう一つこの映画の魅力は音楽だ。
タランティーノがジャンゴ繋がれざるものとイングロリアスバスターズで流用したのでおそらく聞いた事もある人が多いはず。この映画では最高のタイミングとシチュエーションでテーマ曲が流れるので何も考えずに見てるだけでもオシッコちびりそうになる位カッコイイ。ちなみに作曲したのはヤコペッティの残酷大陸や食人族で印象に残るスコアを残したリズ・オルトラーニだ。

ガンマニアも必見だ。銃描写で早打ちをするためにバレルを切り詰めてるというトリックも上手いと思った。

ブルーレイは素晴らしい解説ブックレットも付くがおそらく初回限定なので今は付かないかもしれない。
画質も音質もマズマズだ。
ブルーレイでは吹き替えを収録してる。
ジェンマを演じるのは野沢那智、クリーフは納谷悟朗だ。この2人はほぼ専属フィックスでかなりハマっている。

マカロニウェスタンに興味があって続荒野の用心棒、一連のレオーネ監督作を見た後何見たら良いか分からないという人にオススメだ。とにかく見てるだけでカッコイイ作品だ。これが本来のマカロニなのだ。

フリードキン監督の隠れた傑作 クルージング DVDレビュー

ウィリアム・フリードキン監督の作品です。
ようやくオンデマンドですがDVD化になりました。

ゲイ社会を描いたサスペンスということで所謂怪作ですがフリードキンの演出がキレキレなので飽きません。

ゲイ連続殺人事件が発生し
これまで被疑者のゲイから犯人の好みに近い容姿の警官を囮にしてNYの新宿二丁目に潜入させる話です。
アル・パチーノが主演です。
出演歴的にパチーノは狼たちの午後スカーフェイスの間の作品で完全にヤクザの顔が出来上がってます。
パチーノの役に入り込んだ演技は最骨頂に達している時期なので鬼気迫るものがあります。

ゲイの中でもハードゲイを極端に描いてる事から当時この作品はゲイが嫌いなカトリックと本物のゲイの人から批難を浴び評論家からもボロクソな映画でした。
でも今はゲイもある程度認知され社会における同性愛の立場も変わったので再評価されても良い作品だと思います。

フリードキンのフィルモグラフィー的にも大事な作品だと思います。サスペンスを描きつつ別のテーマを描くのはヒッチコック的でまさにフリードキン版めまいといえる作品だと思います。

オンデマンドですし特典映像は無いですが
画質はとても良いです、音声も潰れはなくハッキリ聞こえます。
値段は高めですがオススメです。

TSUTAYAさんにはフリードキン監督の未DVD化作品の恐怖の報酬もお願いしたいです。