師弟映画の傑作 怒りの荒野 ブルーレイレビュー
マカロニウェスタンの傑作である。
ジュリアーノ・ジェンマ主演作でも荒野の1ドル銀貨に並ぶ傑作ではないだろうか。
ストーリーは貧乏人のジェンマ演じる主人公マリーが町に来たリー・ヴァン・クリーフ演じる凄腕ガンマンタルビーに惹かれ銃の使い方を習い主人公がガンマンになる話だ。
この映画は様々なアニメや漫画に影響を与えている。
アニメでは起動武闘伝Gガンダムだ。
心酔した師匠が大悪党という展開
師匠マスターアジアの顔はクリーフ顔だ。
もう一つこの映画の魅力は音楽だ。
タランティーノがジャンゴ繋がれざるものとイングロリアスバスターズで流用したのでおそらく聞いた事もある人が多いはず。この映画では最高のタイミングとシチュエーションでテーマ曲が流れるので何も考えずに見てるだけでもオシッコちびりそうになる位カッコイイ。ちなみに作曲したのはヤコペッティの残酷大陸や食人族で印象に残るスコアを残したリズ・オルトラーニだ。
ガンマニアも必見だ。銃描写で早打ちをするためにバレルを切り詰めてるというトリックも上手いと思った。
ブルーレイは素晴らしい解説ブックレットも付くがおそらく初回限定なので今は付かないかもしれない。
画質も音質もマズマズだ。
ブルーレイでは吹き替えを収録してる。
マカロニウェスタンに興味があって続荒野の用心棒、一連のレオーネ監督作を見た後何見たら良いか分からないという人にオススメだ。とにかく見てるだけでカッコイイ作品だ。これが本来のマカロニなのだ。