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仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス

さぁ恒例の仮面ライダー 超MOVIE大戦ことMOVIE大戦シリーズ最新作。
毎回その年に公開した洋画のタイトルをパク・・・真似するのが恒例で今回はジェネシスだ。ジェニシスじゃなくジェネシスだ。
本編中どの変がジェネシス(創世記)なのかは分からなかった。
起源のような話は描かれないし
まさかドライブの主人公とヒロインが結婚するのをアダムとイヴにかけてるのだろうか。

さて仮面ライダーの映画は夏冬春と年3回やるのが恒例だ。ザックリと各季の特徴はこんな感じ。

夏・・・アクション、ストーリー共に当たり外れが大きい、わりとテレビシリーズの話と関わってくる。
冬・・・前作ライダーの後日談と今作ライダーの映画の二本立てで終盤に合流して共通の敵を倒す。割と当たり外れは少なめ。一定のクオリティを維持してる。お祭り感もそこそこ。
春・・・問題児でアクション、ストーリー共にやっつけ。お祭り先行型だが客演の扱いも酷いので昔からのファンからも不評作が多い。

今回の冬ライダーは上記の特徴を全て撤廃しました。
まず二本立てストーリーを2作のライダーが最初から共演状態で一緒に事件を解決しに行く。
一定のクオリティを保たれてたアクションも金田治のやっつけ仕事により適当になった。
今回は恒例の客演ライダーの登場もなし。お祭り感はゼロだ。
要するにお祭り感の無い春映画に仕上げたのだ。

今回ストーリーは仮面ライダーゴーストとドライブが過去に行ってしまい何故か未来にドライブの敵ロイミュードが蘇ったので過去で事件を解決するというのがあらすじだ。
そもそも蘇った原因が飛んだ先の2010年が原因と断定したかは謎だ。
この映画タイムスリップ物映画としてはタブーな現代と過去を特殊な電話で連絡を取りながら並行して物語が展開していく。タイムパラドックスも忘れた知らないで済まされる。
登場人物が全員特異点で物語が進行するのだ。

ドライブは最終回でベルト封印したしどうなるのかと思ったら過去でその辺に落ちてるという神展開。
ってか過去でベルトさんと主人公が出会ったらドライブのテレビ版の話おかしくならないか?と思ったが何のフォローも無いどころか、現代に戻って助けに来たぜって封印したベルトさんが普通に現れたよ。

ゴーストの主人公が子供の頃の自分と会って目の前で正体まで明かしてるのは大丈夫なのか?1話でゴースト知らなかったぞと思ったが。
それもその日はよく覚えてないで済まされた。
父さん死んだ日だぞ。でも絵日記には克明にその日の内容を書いてた。

今回の目玉はテレビ版で死んだドライブの人気ライダーの仮面ライダーチェイサーの復活だ。
当然ロイミュードも復活したので颯爽とチェイサーが助けに現れて場内が子供の歓声で盛り上がるも直後にドライブの上司役の片岡鶴太郎坂上二郎のモノマネをしながら登場し敵に向かうも即死。
そして葬式のシーンになる。あれ?チェイサーの活躍は?
葬式中突然蘇った片岡鶴太郎。あの世の出来事を話し出す。あの世とこの世の狭間でゴーストのおやっさんポジションの竹中直人丹波哲郎のモノマネをしながら登場。坂上二郎のモノマネで対抗する片岡鶴太郎松田優作などのモノマネ合戦を始めるのだった。
このシーンが5分近くある。
チェイサーの活躍を切ってまで必要なシーンだろうか。
まぁこのシーンが1番いらないシーンで1番面白いシーンだから困る。

アクションもアッサリだ。
金田治アクションこと登場して即必殺技の繰り返しアクションとは芸の無さは通常営業だ。
金田治はホントにもうライダーに関わらないで欲しい。

坂本浩一監督にもう一度ライダーに帰ってきて頂きたい。
もうウルトラマンはきっと田口と辻本のパトレイバー組で何とかしてくれるよ。