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007 慰めの報酬

最新作のスペクターが公開されたので
ボンドファンからも黒歴史扱いの慰めの報酬を見直した
カジノロワイヤルからの続きの映画
これだけ見てもお話がサッパリ分からないので最低カジノロワイヤルは観てから今作を見よう。

前作からダニエル・クレイグに変わり
007のイメージを一新、今までのシリーズのお決まりを幾つか破り評価されたので今回はもっと破った結果旧来ファンから完全にそっぽを向かれた。
ボーンシリーズの真似しすぎなのもイタイ。

慰めの報酬はポールハギスが脚本しているが脚本協会のストライキの影響でまともな脚本の無い状態での撮影という事になり、なんとなく話も雑だ。とくにヴェスパー関係の話はガッカリした。

さて、不満点を羅列すればキリがない本作
ざっと挙げると
尺が短い
ボンドの秘密兵器が携帯電話
アクションシーンがカット割り多すぎて見辛い
ボンドが私怨で動きすぎ
用心棒キャラ不在
ガンバレルがラストにある
撃てバンバンってどんな翻訳だよ奈津子
硬すぎる木製ボート
最初からフィリックス・ライターに会いに行けよ
ボンドがゴリラ
ドミニクが板尾創路にしか見えない
クライマックスはゴリラが板尾創路を虐めてるにしか見えない
ドミニクが斧をぶん回す度にアハァンアハァン言うのが気になる
つかあのホテルなんだよ、従業員も1人しかいねーし
ミスターホワイトどこいった
カミーユなんだ女の名前か

ほんとにキリがないが良いところもある。

体を貼ったアクション
ボンドのメインアームがワルサーPPKに戻った

PPKに戻したのは大功績だ。
プロズナンがトゥモローなんとかでP99なんてのにしやがって

さて最新作スペクターでもやや忘れられ気味な本作
今更観る価値も無いかもしれないがボンド映画的には駄作あっての名作なので重要な踏み台だ。